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住民が車で高齢者送迎 来年度南砺市
 
2020年12月16日 南砺市 政治・経済

住民が車で高齢者送迎 来年度南砺市

 南砺市は来年度、車を持たない高齢者らの移動手段を確保するため、住民が自家用車などを運転し、タクシーのように目的地まで送迎するサービスの実証運行を行う。15日の市議会本会議で川原忠史氏の質問に田中幹夫市長が説明した。

 市は住民が主体となった移動サービスの確立に向け、11月に山野地区(井波)で実証実験を実施。利用者の自宅から山野交流センターまでを運行区間とし、運輸支局の許可を得た住民が高齢者らを送迎した。地区の31人が登録し、1カ月間で延べ57人が利用した。

 実証運行は、実験で得られた運行管理などのノウハウを生かし、病院や商業施設から離れた地域を対象に半年程度実施する。市は今後、運行を希望する地域を募集する。運賃は有料とし、サービスの具体化に向けた課題を探る。

 この他、片岸博氏が代表質問し、畠中伸一、赤池伸彦、中島洋三の各氏が一般質問した。

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