南砺市特産の干し柿を皇室に献上するための準備作業が21日、同市高宮(福光)の富山干柿出荷組合連合会(北島健一会長)の事務所で行われた。新年行事の供え物などとして活用される。
新年の行事用に、北島会長がよりすぐった60グラム以上の「特大」約200個の中から20個を選び、市職員と丁寧に桐箱に詰めた。24日に組合担当者と共に、田中幹夫市長や片岸博市議が宮内庁に届ける。
北島会長は「生産者として大変光栄。今後の励みにしていきたい」と話した。
福光、城端地域の農家が生産する同連合会の干し柿は、「富山干柿」のブランドで流通している。宮内庁の要請を受け、1982年から皇室に献上。ことしは11月23日の新嘗祭(にいなめさい)のため、既に半生状の「あんぽ柿」110個を届けている。
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