トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >休眠預金活用し課題解決を支援 幸せ未来基金

北日本新聞ニュース

休眠預金活用し課題解決を支援 幸せ未来基金
 
2021年1月9日 南砺市 地域・社会

休眠預金活用し課題解決を支援

 南砺市の「南砺幸せ未来基金」(南眞司代表理事)と滋賀県東近江市、島根県雲南市の2団体で組織する「ローカルコミュニティファンド連合」は、休眠預金を活用して地域課題の解決につながる事業のサポートに乗り出す。8日の南砺市議会全員協議会で市が説明した。南砺幸せ未来基金は市民から募った寄付金を、地域活性化につながる活動やコロナ禍の支援に充てている。

 休眠預金は、金融機関の口座で10年以上出し入れがないお金。一般財団法人日本民間公益活動連携機構(東京)が資金の分配や管理を担う。ファンド連合は、同機構から事業の採択を受け、初めて休眠預金を使った活動支援に乗り出す。

 引きこもりや認知症の人、子どもや若者らを支援する事業を今月24日まで公募。1団体当たり500万〜1千万円を支援する。南砺市では4団体程度の採択を見込み、助成金総額は計2940万円を予定する。市によると、公益活動を実施する団体に休眠預金を助成する取り組みは、北陸信越地域で初という。


© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.