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筆運び無心で集中 瑞泉寺で写仏・写経体験
 
2021年1月14日 南砺市 地域・社会






筆運び無心で集中 瑞泉寺で写仏・写経体験

 南砺市観光協会(川合声一会長)は13日、同市の井波別院瑞泉寺で写仏・写経体験を初めて開き、参加者が落ち着いた空間で自分とじっくり向き合った。普段できない体験を通して地元の魅力を再発見し、訪問先でより長く過ごしてもらおうと、同協会が企画した。

 この日は富山市の夫婦が同寺の本堂と太子堂を見学した後、一般公開されていない「虎の間」に入った。常本哲生輪番が見守る中、聖徳太子2歳像の絵と親鸞聖人の「皇太子聖徳奉讃」が薄く印刷された計22種類の和紙の中から好みの1枚を選び、真剣な面持ちで一筆一筆丁寧になぞった。

 60代女性は「最近は仕事や新型コロナで落ち着かない日々が続いていたが、体験の間は無心で集中できた」と話した。

 写仏・写経体験は毎月13、24、28日と毎週日曜にあり、定員は各5人。南砺市の城端別院善徳寺では「腕輪念珠づくり体験」を行う。問い合わせは同協会、電話0763(62)1201。

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