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ものづくりの魅力作家らが授業 石動・東部小
 
2021年1月21日 小矢部市 地域・社会






ものづくりの魅力作家らが授業 石動・東部小

 国内外で活躍するガラス作家ら3人が講師を務めるオンライン授業が20日、小矢部市の石動小学校と東部小学校で行われた。両校の6年生計87人がものづくりの楽しさや仕事への向き合い方に理解を深めた。

 新型コロナウイルスの影響で多くの学校行事が中止になる中、児童たちに夢を持つ大切さを伝えようと、石動小PTA(渡邉克明会長)と東部小PTA(居村直人会長)が企画した。児童たちはそれぞれの学校で三つの教室に分かれ、講師の話に耳を傾けた。

 渡邉会長の知人で、この日の講師の1人を務めた土田康彦さんは、ベネチアン・グラスの産地であるイタリア・ムラーノ島に工房を構えるガラス職人。子どもたちに作品のコンセプトと素材選び、技法にこだわることが大切と訴えた。

 やけどやけがを心配する子どもたちの質問には「死ぬこと以外はかすり傷とも思わない」と回答。石動小の牧野悠希君は「心構えがすごい」と感心していた。

 富山市の和菓子店「引網香月堂」4代目店主の引網康博さんは実際の制作風景を披露しながら和菓子作りの魅力を、小矢部市出身のジュエリーデザイナー胡麻島理恵さん(東京)は仕事のやりがいや苦労について話した。

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