トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >獅子頭スピーカーいかが スマホ用に木彫りで制作

北日本新聞ニュース

獅子頭スピーカーいかが スマホ用に木彫りで制作
 
2021年1月27日 南砺市 くらし






 井波彫刻師の頓所(とんしょ)和成さん(44)=富山県南砺市山見(井波)=が、獅子頭をモチーフにした木彫りのスマートフォン用スピーカーを作った。新型コロナ収束に向けた魔よけの願いを込めるとともに、生活に身近な製品を通して井波彫刻への関心を高めるきっかけにしたい考えだ。

 井波彫刻協同組合(藤崎秀平理事長)の彫刻師は約5年前、リンゴやウサギの形をしたスマホ用のスピーカーを制作した。頓所さんはより井波彫刻らしさを強調しようと、獅子頭を題材に彫った。

 サイズは高さ5センチ、幅8センチ、奥行き10センチ。材質はサクラを使い、つやのある仕上がり。獅子頭の勇壮な表情を保ちながら、できるだけ音量が大きくなるよう口を大きく作った。

 獅子頭のほか、レトロなラジオの形をしたスピーカーも作り、同市北川(井波)の井波彫刻総合会館で展示している。

 頓所さんは「実際にスマホを置いて音楽を流すなどして彫刻と触れ合ってほしい」と話した。

© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.