砺波市の砺波チューリップ公園で昨年7月から建設が進められている新チューリップタワーに1日、チューリップ形のオブジェが取り付けられた。公園の新たなシンボルとなる赤白黄3色の鮮やかな花が姿を現した。
現タワーの赤いチューリップのオブジェは高さ3メートル、幅1・8メートルあり、長年、公園の象徴として親しまれてきた。新タワーの先端に取り付けられたのは赤色の「とやまレッド」、白色の「白雲」、黄色の「黄小町」の県産3品種のオブジェ。それぞれ高さ約2メートル、幅約1・6メートルで総合建設業の岡部(富山市)が昨年11月から制作した。
この日は夏野修市長と齊藤一夫副市長らが現地を訪れ、工事の様子を見守ったり、設置前のオブジェを間近で見たりした。
新タワーは、らせん階段や照明などの工事を行い、3月下旬に完成する予定。4月に開幕する第70回となみチューリップフェアでは、新旧2本のタワーが並ぶ姿を見ることができる。現タワーは、フェア終了後の6月に取り壊す。
夏野市長は「新しいタワーは展望園路のチューリップスカイウォークにもつながり、今春のフェアではこれまで以上に花を立体的に見ることができる。完成を楽しみにしてほしい」と話した。
© 北日本新聞
|