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かんじきで冬の森散策 頼成の森で動物足跡や冬芽観察
 
2021年2月8日 砺波市 地域・社会






 県民公園頼成の森を散策するイベント「冬の森の中を探検しよう」が7日、砺波市頼成の同公園で開かれた。参加者はかんじきやスノーシューを履いて雪の里山を巡り、動物の足跡や植物の冬芽を観察した。

 里山の自然に親しみ、身近に感じてもらおうと、県民公園頼成の森が毎年行っている。今回は、親子連れら9人が参加した。

 森林インストラクターの森松亮(まこと)さんが講師を務め、かんじきなどの履き方を指導。激しい雨が降る中、約2キロのコースを2時間ほどかけて歩いた。途中でウサギの足跡を見つけ、森松さんは「縦に二つあるのが前足、その前方に横に二つ並んでいるのが後ろ足の跡。分かりやすいのでスキー場などで探してみて」と解説した。イノシシやカモシカと思われる足跡やホオノキの冬芽も見つかり、参加者は歓声を上げていた。

 森松さんの説明を興味津々に聞いていた園児(4)は「大変だったけど楽しかった」と笑顔を見せた。頼成の森の前田次良部長は「自然の素晴らしさを体感し、また来たいと思ってもらえたらうれしい」と話した。

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