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コロナ対策4億7303万円 砺波市補正案
 
2021年2月9日 砺波市 政治・経済

 夏野修砺波市長は8日、市役所で定例記者会見を行い、2020年度一般会計補正予算案を発表した。7億4687万円で、うち4億7303万円が新型コロナウイルス対策関連。4月の1カ月間、キャッシュレス決済の利用者に支払金額の最大20%をポイント還元するキャンペーンを実施する。

 キャンペーンは、QRコード決済など非接触型のキャッシュレス決済を普及させ、新型コロナで打撃を受けた地域経済を活性化させるのが狙い。市内のキャンペーン参加店で1回の買い物につき最大2千円分、期間中で最大6千円分のポイントが還元される。事業費は1億6千万円。

 このほか、市民向けに、1万2千円分の商品券を1万円で購入できるプレミアム付き商品券を5千セット発行するとともに、マイナンバーカードの新規取得者にこの商品券3千円分を交付し、同カード普及にもつなげる。商品券の使用期間は6〜12月。

 また、市長は新型コロナの影響で4月に行われる予定だった県指定無形民俗文化財「出町子供歌舞伎曳山祭(ひきやままつり)」が2年連続中止となったことについて、伝統の祭りは地区の連帯、連携に大きな役割を果たしているとし、「知恵を出して何らかの形でつないでほしい」と述べ、同曳山の振興会が検討している代替行事に期待した。

 補正予算案は12日の臨時市議会に提案する。

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