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祭りの開催検討を要請 城端曳山祭保存会
 
2021年2月16日 南砺市 地域・社会

 南砺市の城端曳山(ひきやま)祭保存会(大西正隆会長)は14日、同市の城端曳山会館で臨時の会合を開き、祭りを担う各団体や9町に対し、今年の開催を前向きに検討するよう要請した。

 祭りは毎年5月4、5日に行われ、6町の豪華絢爛(けんらん)な曳山や、料亭や茶屋を模した庵(いおり)屋台などが町を巡行する。昨年は新型コロナウイルスの感染リスクを踏まえ、戦後初めて中止となった。

 この日の会合には城端曳山連合会、庵連合会の両会長や9町の総代ら43人が出席。保存会は2年連続で祭りを中止した場合、伝統継承に大きな影響が出る懸念があることを指摘。マスク着用や一部行事中止といった感染防止策を示し、今年は開催の方向でそれぞれ検討するよう申し入れた。

 今回の保存会の要請を踏まえ、曳山連合会は23日に会合を開き、巡行方法などを協議する。

 大西会長は「2年も続けて祭りが途絶えると、行事そのものの継承が難しくなる。開催へ前向きに協議してもらいたい」と話している。

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