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マスクに獅子頭デザイン 勝星産業、井波の伝統アピール
 
2021年2月18日 南砺市 地域・社会






 南砺市井波の作業用手袋製造販売、勝星産業は獅子頭をあしらったマスクを作り、同市北川(井波)のいなみ木彫りの里創遊館で販売している。マスクや手袋など生活に身近な製品を通して、井波の文化や歴史を発信する。

 地域の伝統を取り入れた特色ある製品を作ろうと企画した。獅子頭には魔よけの意味合いがあり、新型コロナウイルス下で疫病退散の願いを込めた。男性、女性、子ども用の3種類のサイズを用意した。

 井波地域が日本遺産に認定された2018年に製品化された手袋も同館で取り扱う。手のひらの滑り止めに獅子頭とのみを細かくデザインし、井波の伝統である木彫刻をアピールしている。

 同社営業部の藏戸大輝さんは「製品を通して井波の伝統や魅力を広めるお手伝いができればうれしい」と言う。同館の江尻大朗取締役営業部長は新型コロナ収束後を見据え「観光客が戻ったときには、ぜひ土産にしてほしい」と話した。

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