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本の内容1枚に凝縮 砺波図書館で親子らポップ作り
 
2021年2月22日 砺波市 地域・社会






 本の紹介カード「ポップ」を作る講習会が21日、砺波市幸町の市砺波図書館であり、小学生から70代の18人が、手書きやパソコンを使って工夫を凝らしたカードを仕上げた。完成品は3月から館内の企画展示コーナーに飾り、来館者に本の魅力を伝える。

 砺波図書館は今月末、ボランティア「図書館お助け隊!」に広報部を設ける予定で、ポップ制作などを担当してもらう。講習会は、制作のポイントを学び、活動に生かしてもらおうと初めて企画した。富山短大経営情報学科の東野善男准教授を講師に招いた。

 東野准教授と、助手を務めた同短大1年の綿倫佳(みちか)さんがポップ作りの手順や著作権などの注意点を説明し、「手書きやイラスト入りの方が、親近感が湧きやすい」とアドバイスした。参加者は薦めたい本を持ち寄り、A5サイズの台紙に色鉛筆やマジックでキャッチコピーやイラスト、あらすじなどを書き込んだ。

 親子で参加した砺波市太郎丸の林愛さん(45)は「1枚のカードで本の面白さを伝える難しさを感じた。学んだことを広報部の活動に生かしたい」と話した。娘の咲佳(えみか)ちゃん(7)は「大好きなハムスターの本を紹介した。絵を描くのが楽しかった」と笑顔を見せた。

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