住民の支え合いの大切さ伝える

　南砺市太美山地区の住民でつくる「田舎道場を開こうの会」（渡邉吉一代表）は２７日、地区の交流施設「ふとみぼれ」で講演会を開き、米の自然栽培に取り組む麓絵里さん（３２）＝富山市婦中町道島、写真奥左＝が住民同士で支え合う大切さを伝えた。

　東京の企業に勤めていた麓さんは仕事で県内を訪れ、米のおいしさに感激したことから、２０１８年に移住した。講演では、田んぼの設備が壊れて水がなくなった際、住民がトラックで３トンの水を運んでくれたエピソードを紹介。「地域に支えられ、農業ができていると感じた」と話した。

　麓さんと共に農業をしている西田俊和さん（７３）＝同市婦中町外輪野、同右＝が農薬や除草剤を使わない自然栽培について説明した。

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