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砺波市ポイント還元事業9日で打ち切り
 
2021年4月8日 砺波市 地域・社会

 砺波市は7日、今月30日まで実施予定だったキャッシュレス決済ポイント還元事業を9日で打ち切ると発表した。還元額が予算に達する見込みであることや、対象店舗で欠品が生じたことなどが理由。市は「想定より市外からの買い物客が多かった。他市の状況を参考にして判断した」としている。

 事業は、非接触型キャッシュレス決済の普及を目的に1日にスタート。市内の対象店舗約900店でQRコード決済「PayPay(ペイペイ)」を使って買い物をすると、支払額の20%(上限6千円)が還元された。初日は2500万円以上の利用があり、ポイント付与額は約500万円相当だった。

 市によると、7日間の利用状況を見て9日には1億5千万円のポイント還元用の予算に達する見込みとなったこと、ペイペイ導入店舗が約600店から約300店増えたこと、一部のスーパーやドラッグストアなどで商品の欠品がみられたことなどから早期終了を判断した。

 市は「これまで渋滞などの大きな混乱はなく、予算額は適正だった。駆け込み客が殺到して混乱が生じないよう、各店舗に注意を呼び掛けたい」としている。

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