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宿泊客増へ2団体結束 トナミ−ステイ実行委員会が発足
 
2021年4月9日 砺波市 地域・社会






 庄川峡観光協同組合と砺波市ホテル旅館組合でつくる「TONAMI−STAY(トナミ−ステイ)実行委員会」(坂井彦就委員長)は8日、同市庄川町示野の道の駅庄川で設立総会を開いた。2団体が結束して市の観光資源や魅力をPRし、新たな旅行商品を開発することで、宿泊客の増加を目指す。

 砺波市が「TONAMI−STAY」と題し、昨年7月から1月末まで市内のホテル・旅館宿泊割引キャンペーンを実施した際に、庄川峡観光協同組合と市ホテル旅館組合が初めて団結。連携を強め、新型コロナウイルス収束後の集客につなげようと、実行委員会の設立に至った。

 実行委は、両組合のいずれかに加盟している市内のホテル・旅館13施設で構成する。総会では、市内有数の観光資源である増山城と庄川遊覧船を活用し、各施設の特徴を生かした宿泊プランを作成することや、SNS(会員制交流サイト)やホームページを通じた情報発信に力を入れることなどを決めた。

 第1弾の活動として、各施設の場所や、チューリップ四季彩館や庄川水記念公園といった市内の観光スポットなどを紹介する地図を1万5千枚作った。宿泊客のほか、市観光協会や道の駅などで配り、市内での滞在時間の延長につなげる。

 坂井委員長は「新型コロナをきっかけに一つになることができた。収束後を見据え、協力して砺波のファンを増やしたい」と話している。

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