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桜マップ手に散策、苗木25本植樹 砺波嵐山桜保存会
 
2021年4月9日 砺波市 地域・社会






 砺波市の庄川地域をサクラの名所にしようと活動する砺波嵐山桜保存会(野村忠平会長)は8日、同市の庄川水記念公園でサクラの観賞会を開いた。会員らが白色で一重咲きのタイハクなどを楽しみ、苗木を植えた。

 同公園近くの山々にはエドヒガンザクラが多く自生しており、京都の嵐山の風景に似ていることから「砺波嵐山」と呼ばれる。1989年に有志が同保存会をつくり、サクラの調査や手入れをしている。

 この日は保存会員と県職員のほか、環境保全活動に取り組む飲料メーカーの伊藤園の社員ら計約40人が参加。同社からの寄付金を活用して会員が昨年作った「桜マップ」を手に散策した。

 参加者は同市庄川町金屋のほ場に移動し、エドヒガン2本を含む計25本の苗木を植えた。保存会は一帯を「さくらの森」と名付けてこれまで千本近いサクラを植えており、野村会長(76)は「活動を続け、サクラが咲き誇る美しい町にしたい」と話した。

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