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チューリップフェア準備着々 22日開幕へ遮光ネット外す
 
2021年4月14日 砺波市 地域・社会






 22日に開幕する第70回となみチューリップフェアに向け、メイン会場の砺波チューリップ公園(砺波市花園町)の大花壇に設置されていた遮光ネットが13日、取り外された。公園を管理する市花と緑と文化の財団によると、暖冬や3月下旬以降の高温の影響で、チューリップの生育は平年より1週間ほど早いという。

 遮光ネットは花壇への日差しを遮り、花の成長を抑制するため、先月16日に取り付けた。大花壇では、4月中旬から下旬にかけて咲く中手(なかて)品種の「黄小町」や「プリティーウーマン」など、約1割のチューリップが既に開花している。開幕時に会場全体で約4割が開花し、4月下旬に満開になるよう、この時期に取り外すことにした。

 この日は、同財団が委託した飯田造園(同市中野)の作業員6人が撤去作業を行った。アーチ状のパイプに張られたネットを順に取り外すと、赤や黄の鮮やかな花々が姿を現した。

 同財団の三上亜紀代さんは「期間中にきれいな花を楽しんでもらえるよう準備している。新旧チューリップタワーと大花壇の地上絵が一度に楽しめるのは今回だけなので、思い出に残るフェアになれば」と話した。

 公園はフェア準備のため21日まで臨時休園している。フェアは5月5日まで。北日本新聞社後援。

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