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となみ野ボーイズ発足 砺波初の中学硬式野球チーム
 
2021年4月14日 すべて 地域・社会






 砺波地方で初めての中学生の硬式野球チーム「となみ野ボーイズ」が発足した。子どもたちが早い時期から地元で硬式野球を経験できる環境を整え、高校野球へのスムーズな移行にもつなげる。総監督の北村篤さん=砺波市=は「技術の向上と野球を通した人間形成に取り組みたい」としている。

 近年、砺波地方では硬式野球をするために高岡市のクラブに所属する生徒が増えており、地元チームの設立が課題だった。となみ野ボーイズは、砺波、小矢部、南砺の3市と周辺の中学生が対象。中学校の野球部に同時に所属できる。砺波地方では部活動を引退した中学3年生が対象の硬式野球チームはあるが、全学年を対象にするのは初めて。

 選手は砺波、南砺両市の中学1〜3年生11人。社会人野球の経験者ら7人が指導する。週3、4回、主に南砺福光高校グラウンドで練習する。

 今月中旬に本格的に活動をスタート。5月上旬に日本少年野球連盟(大阪市)に登録し、同下旬から練習試合をする。加入した福光中3年の星野夢玖(むく)さん(14)は「他の学校の友達と練習できるのが楽しみ。ホームランを打てるようになりたい」と話す。

 4月10日夜に砺波市体育センターで設立総会が開かれ、公式戦の日程など本年度事業を決めた。会長に武田慎一県議を選んだ。北村さんは「砺波地方の野球振興につなげたい」と言う。問い合わせは北村さん、携帯電話090(2831)3376。

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