新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、小矢部市は14日、集団接種会場の市農村環境改善センターでシミュレーションした。接種者で受付窓口が混雑するなどの課題が出たため、本番までに改善する。
市長寿会連合会や市医師会、北陸中央病院などの協力を得た。長寿会員は体調を確認して受け付けを済ませ、予診票の記入から検温、前予診、予診、接種へと移った。終了後、15分間健康状態を観察する一連の流れを確かめた。接種者が進む2カ所のレーンは段ボールで仕切るなど、感染防止策が取られた。
堀田和県砺波厚生センター小矢部支所長と市医師会副会長の清水淳三北陸中央病院長、桜井森夫市長が講評。受付窓口で接種者が詰まったことや予診ブースの狭さなどを課題に挙げた。
市は接種について、高齢者施設の入所者向けを4月下旬、一般高齢者向けを5月中旬に予定している。対象者は計約1万700人。
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