砺波市内に残る伝統的な盆踊り民謡「えんじゃら節」の稽古始めが13日、砺波市秋元の南般若公会堂で行われた。伝統の継承に向け、地元の小学生が三味線に合わせて巧みな節回しで歌った。
この日は、南般若えんじゃら民謡教室に通う砺波東部、庄南、出町の3小学校の3〜6年生計7人が、砺波えんじゃら節保存会理事長の平野健太さんから指導を受けた。
平野瑞季さん(庄南3)は「大きな口を開けて大きな声を出すと楽しい。練習の成果を見せたい」と話し、塚田紗史さん(砺波東部5)も「一生懸命に練習し、多くの人にえんじゃら節を聞いてほしい」と話した。
歌は月2回、三味線は月1回練習し、7月の南般若地区の夏祭りで披露する予定。同保存会によると、えんじゃらは、富山市など県東部の盆踊り歌に出てくる「エンヤラ」のはやし言葉が転化したものと言われている。
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