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県外新戦力で活気 ホッケー、小矢部RED OX
 
2021年5月10日 小矢部市 スポーツ・文化






 富山県小矢部市に拠点を置くホッケー日本リーグ男子、小矢部RED OXに県外出身者の加入が相次ぎ、計4人となった。数年前まで県内出身者がほとんどだっただけに、首脳陣はチームの活性化を期待。日本リーグ開幕を22日に控え、4人は「小矢部をもっと元気にしたい」と意気込む。

 酒井悠矢さん(24)=静岡、山梨学院大出=は2019年、石動高校(小矢部市)の男子監督で元日本代表、坪内一浩さんの現役時代のプレーに憧れたことがきっかけで加入した。この春入団した目良(めら)真己さん(22)=千葉、駿河台大出=は高校時代、全国高校総体で石動に0−13で大敗した。「レベルの高い小矢部でプレーしたかった」と語る。

 昨年、思いがけない縁で入団したのは西永文也さん(25)=岩手。山梨学院大で石動高校女子監督の西永毅さんの長女、優衣さん(27)とホッケーを通じて出会い、結婚を機に小矢部に移住した。「人が温かく、居心地がいい」と満足そうだ。

 3人が来るまで、県外出身者は16年前に加入した高村一聡さん(39)=栃木、法政大出=だけだった。「県外からの加入が今後も続いてほしい」と期待し、自らは引退後もチームに関わりたいと言う。

 監督の沼田秀樹さん(51)は、小矢部RED OXには優しい性格の選手が多いとし、「県外出身者はいい影響をもたらしてくれるので、どんどん受け入れたい。チームが活性化すれば、高校生らジュニア層にも刺激を与えられる」と話している。

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