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酒を愉しむ連泊プラン 南砺市観光協会と北村さん
 
2021年7月30日 南砺市 地域・社会






 南砺市を訪れる観光客に魅力的な宿泊プランを提供する「南砺の宿ブラッシュアップ事業」の初の勉強会が29日、同市宮後(井口)のいのくち椿館で行われた。市内宿泊施設の関係者のほか、南砺で酒類製造に関わる業者など20人が集まった。

 新事業は、市観光協会と富山市出身の商品ジャーナリスト、北村森さんが協力して企画。ポストコロナを見据え、中長期的視点に立ったプランの策定を目指す。

 参画する宿は事業費の一部を負担し、プラン作りに関わる。北村さんは、南砺にウイスキーやワイン、日本酒、地ビールといった多彩な酒造メーカーが拠点を構えていることに着目し、第1弾「南砺の酒を愉(たの)しむ連泊プラン」を企画した。

 この日の勉強会では、市観光協会の川合声一会長が「南砺がチームとなって事業を展開できるようにしていきたい」とあいさつ。北村さんが「南砺の磨き方!」と題し基調講演した。

 北村さんは、南砺の地域資源や南砺が持つ魅力を、ほかの地域と差別化することではなく「唯一無二の魅力だと覚悟を決めて発信することが重要」と強調。事業に対する参加者の温度差を埋めながら「長く続けられるようなプランにしたい」と説明した。

 勉強会後に意見交換会も開かれた。今後、プランのモニタリングや、宣伝ツールの制作などを行い、来年2月にプランの販売を目指す。

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