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競技団体と意見交換へ 南砺市の部活「拠点校化」 月内3回程度
 
2021年9月3日 南砺市 スポーツ・文化






 南砺市教育委員会は、導入を検討している中学校の部活動の「拠点校化」について、9月中に競技団体との意見交換会を3回程度開く。部活動に協力してくれる地域指導者の確保について話し合う。2日、市総合教育会議で報告した。

 拠点校化は部を統廃合し、希望の部がある学校に校区を越えて通学できる仕組み。拠点校化に伴い、部活動の指導を学校の教員から地域指導者へ移行する。

 市教委は体育協会や文化団体と意見を交わし、校区ごとに何人程度の指導者がどれくらいの頻度で部活動に参加できるかを探る。

 どの学校にどの部を残すかについては、1種目につき1、2校を軸に絞り込む方針。距離の近い福光と吉江は設置する部が重ならないようにするとした。

 委員からは「市民が納得できるよう時間をかけて話し合ってほしい」「期限を設けて決断し、実行することも大事」との意見が出た。

 市教委は福光、吉江、城端、井波の4校の野球部が部員不足により単独でチームを組めていない現状を説明し、拠点校化に理解を求めた。

 子どもの権利条例や学校現場における新型コロナウイルス対策についても協議した。

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