トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >特産ニラやソバもひょうで被害 南砺、損害「かなりの額」

北日本新聞ニュース

特産ニラやソバもひょうで被害 南砺、損害「かなりの額」
 
2021年9月9日 南砺市 政治・経済

 6日に南砺市に降ったひょうと激しい雨によって、同市福野、井波両地域でサトイモに加え、特産の「海藻アルギットニラ」やソバにも被害が出たことが8日分かった。同日の市議会市民経済常任委員会で、市が山田清志氏の質問に答えた。市は全体の被害額を「現段階で想定できないが、かなりの額になる」とした。

 ひょうは6日昼に福野地域と井波地域の高瀬、山野両地区で約15分間降った。特産のサトイモ畑は、ほぼ全栽培面積に当たる約20ヘクタールでひょうが降り、葉が破れたり、茎が折れたりした。

 海藻アルギットニラはJAとなみ野アルギットにら生産組合が約5ヘクタールで栽培する。ひょうにより福野、井波両地域の計2ヘクタールで葉が破れるなどしたほか、市内のソバ32ヘクタール、キャベツ3ヘクタール、白ネギ1ヘクタールでも被害があった。

 市は被害状況をさらに調べ、ひょうで傷ついた作物の病虫害を防ぐ費用や、経営継続に向けた資材購入費を支援する考えを示した。

© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.