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病院再編へ特別委 南砺市議会
 
2021年9月17日 南砺市 政治・経済

 南砺市議会9月会議が16日開かれ、時短の飲食店に協力金10万円を上乗せする事業の追加提案分を含めた2021年度一般会計補正予算1億8413万円(累計331億5383万円)など13議案を可決した。

 本会議では「将来の医療のあり方検討特別委員会」の設置を決めた。現在市は南砺市民と南砺中央の2病院の再編に向けて「市立病院将来ビジョン」の策定に取り組んでいる。議会としても積極的な議論や検討の場が必要と考えた。委員長に片岸博氏、副委員長に才川昌一氏が選ばれた。

 またコロナ禍における米の需要と価格安定化対策の充実・強化を求める請願を採択し、議員提出された同様の意見書の1議案を可決した。コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求める請願は不採択とした。

 追加提案で人権擁護委員の候補者に澤田尚代(64)=大島=と西村静代(74)=泉沢=の2氏を推薦することに同意した。


■公共交通のあり方、10月末にも提言書
 南砺市議会の公共交通対策特別委員会が16日開かれ、市の将来的な公共交通のあり方について市議会として提言書をまとめ、10月末にも田中幹夫市長に提出することを決めた。

 市議会では公共交通は市民生活に密着した重要な役割があることから、20年11月に特別委を設置。JR城端線のLRT化検討も踏まえ、調査を行ってきた。提言書では、交通弱者に対する公共交通のあり方とJR城端線の存続に向けた考え方を柱にまとめる。

 交通弱者の項目では、現在のコミュニティーバスが通らない公共交通の空白地帯についてオンデマンドタクシー活用など具体的な対策について提案。城端線については、まず存続させるための方策を示し、その中の一つの方策としてLRT化の必要性も訴えていく。

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