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庄川峡遊覧「良い思い出」 庄川中生、地元の魅力再発見
 
2021年11月22日 南砺市 地域・社会






 砺波市庄川中学校の1年生6人が21日、庄川遊覧船のクルーズや、庄川地域特産のユズを使った「ゆずソフトクリーム」を堪能し、地元の魅力を再発見した。学校行事が相次いで中止となる中、生徒を楽しませようと同校PTAが企画。生徒たちは、紅葉に彩られた庄川峡の景色を眺めたり写真を撮ったりして「良い思い出になった」と声を弾ませた。

 今年はコロナ禍で、PTAが企画していた庄川でのアユ釣りやボート乗り体験などが中止となった。思い出づくりの場を設けようと、庄川地域ならではの観光体験を用意。密にならないよう、全校生徒146人が日をずらして体験する。

 この日は、剣道部1年生が参加した。遊覧船での庄川クルーズでは、高桑正賢支配人が90年以上続く遊覧船の歴史や外国人観光客への人気ぶりを紹介。「特に雪景色が喜ばれる。将来地元を離れても、近くに素晴らしい場所があることを自慢してほしい」と呼び掛けた。生徒は同市庄川町金屋の庄川ウッドプラザに移動し、ゆずソフトクリームを味わった。

 10年ぶりに遊覧船に乗った太田わかばさんは「紅葉がきれいだった。県外の人に自慢したい」、池田華音さんは「普段はしない体験ができて楽しかった」と笑顔を見せた。PTA学年教養部1学年委員長の嶋田充さん(46)は「地元の魅力に、誇りを持ってくれたらうれしい」と話した。

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