第31回出町浄瑠璃大会が23日、砺波市出町子供歌舞伎曳山(ひきやま)会館で開かれ、出町子供歌舞伎曳山祭を伝承する住民や子どもたちが稽古の成果を発表した。
4月の曳山祭で子供歌舞伎を披露する中町、西町、東町と出町三味線教室の4団体が6番組を披露した。
三味線教室のメドレーで幕開けし、小学4年生から大人まで9人が息を合わせて6曲を演奏した。今春に砺波市にUターンしたのを機に、12年ぶりに教室に復帰した三辺凌也さん(26)は「久しぶりの演奏で緊張した。また祭りで弾けたらいい」と笑顔を見せた。
東町の「絵本太功記十段目・尼ケ崎の段」では、太夫の3人が三味線に合わせて高らかに語った。
大会は砺波子供歌舞伎曳山振興会(五島辰夫会長)が三味線の弾き手や語り手の太夫の育成を目的に毎年開催している。
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