小矢部市がJR山手線を1カ月間貸し切って行ったつり革広告事業について、期間中、市の移住ポータルサイトの閲覧数が961件に上り、前年の同じ時期と比べて2割以上増えた。桜井森夫市長が24日の定例記者会見で説明し「多くの関心を持ってもらえた」と手応えを述べた。
広告事業は10月10日〜今月6日、山手線1編成(11車両)で実施した。つり革計約1300本の根元に、市の移住ポータルサイト「おやべで暮らそう」のQRコードを掲載した。
移住サイトの閲覧数は前年同時期から23%、事業前1カ月から36%アップした。QRコードから同サイトへのアクセスは280件で、1日当たり10件。電話での問い合わせも多く、市長は「テレワーク移住につなげたい」と期待した。
蟹谷地区を中心に進めていたケーブルテレビ回線の光ファイバー化工事が今月末で終わることを説明。市内全域で情報通信基盤の整備が完了することになり、「PRして企業誘致を進めたい」と話した。
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