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県西部いいとこ移住歓迎 6市がオンラインツアー
 
2021年12月6日 すべて 地域・社会






 移住希望者向けに県西部6市を紹介するオンラインツアーが5日行われ、子育て世帯が各市の魅力に理解を深めた。子育て関連施設からのライブ配信や、郷土料理を作るワークショップがあり、参加者は県西部での暮らしにイメージを膨らませた。

 地方での生活に関心が高まる中、移住先として県西部を選んでもらおうと、6市が連携して初めて開いた。全国の16組とオンラインでつながり、山町ヴァレー(高岡市)や大島絵本館(射水市)、海浜植物園(氷見市)、桜ケ池(南砺市)などから情報を発信した。

 高岡市の扇子昆布商店は昆布を削る作業を実演し、富山と昆布の関わりを説明した。山町ヴァレー内にある飲食店「クラフタン」の店主、竹中志光さんはワークショップとして昆布締めの作り方を教え、参加者は事前に届いた材料を使って自宅で体験した。

 県西部の魅力を動画や写真で伝えたほか、6市の移住者6人と参加者の座談会を開いた。移住者は「人と人とのつながりを実感する」「自然が身近で満喫できる」と良かった点を挙げ、参加者からの質問に答えた。

 高岡市広域連携推進室の吉本恭子係長は「これからも暮らしの良さを丁寧に伝え、移住者を増やす取り組みを続けていきたい」と話した。

 来年1月には、2拠点ワークや起業を検討する移住希望者を対象にしたオンラインツアーを予定している。

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