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電子回覧板で見守り強化 栴檀山地区住民がタブレット操作学ぶ
 
2022年1月20日 砺波市 地域・社会






 砺波市の栴檀山自治振興会(前田幸雄会長)は19日、同市井栗谷の栴檀山農村集落センターで、タブレット端末の講習会を開き、住民12人が操作方法を学んだ。同振興会は1月から電子回覧板アプリを導入しており、高齢者らの見守り体制強化につなげる。

 同地区は全住民367人のうち、65歳以上が約7割を占める。アプリでは地区行事の共有や災害時の安否確認ができるほか、メッセージの既読の有無を確かめられるため、見守り活動にも生かせる。

 講習会では、参加者が端末を操作しながらアプリの機能や災害時に安否を知らせる方法を学んだ。

 長田好子さん(67)は「いざという時に備え、最低限の機能は使えるようになりたい」、民生委員の金井洋子さん(66)は「1人暮らしの高齢者の連絡先や自宅の場所が一目で分かればありがたい」と話した。

 同地区は、栴檀野地区と協働して国の「過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業」に取り組み、昨年中に希望する110世帯にタブレット端末を配った。

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