高校生活の大半を新型コロナウイルス禍の中で過ごした県内3年生の門出を祝う「卒業祭」が1日、三井アウトレットパーク北陸小矢部で始まった。5校の体育大会や授業風景などの写真計50枚を展示。ひたむきに過ごした日々を伝えている。31日まで。
アウトレットを運営する三井不動産と、北日本新聞社が開いた。コロナ感染拡大による休校や、修学旅行や運動会など学校行事の中止・縮小に見舞われた生徒たちの思い出にしてもらう。県内の多くの高校で卒業式が行われる1日に展示を始めた。
桜井、高岡第一、砺波、富山工業、富山東の写真部員らが撮影した50枚をパネルで紹介。体育大会で競技や応援活動に打ち込んだり、部活動で大会に出場した場面のほか、マスク姿で授業や受験勉強に励む姿などを捉えている。
金沢市内の高校を3日に卒業する順教寺一咲(じゅんきょうじいっさ)さんと坂本康成さんは「修学旅行が中止になったけど、みんなで代替行事を楽しむなど、励まし合ってコロナ禍を乗り越えたことを思い出す」と話した。
フォトスポットも設けられた。部活動をイメージしたイラストが描かれた縦2・1メートル、横4・5メートルのパネルをバックに記念撮影できる。
会期中、店内で写真撮影し、卒業祭のハッシュタグ(検索目印)を付けて写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿した人に、抽選で5組10人に富士急ハイランドのフリーパスを贈る。問い合わせは北日本新聞社営業局、電話076(445)3326。平日のみ。
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