「週刊新潮」の表紙絵を25年間手掛けた小矢部市ゆかりの画家・故谷内六郎の作品を紹介する企画展が、小矢部市民図書館で開かれている。6月22日まで。
昨年に生誕100年、ことしが市制60周年の節目に当たることから、郷土ゆかりの偉人を知ってもらおうと企画した。
谷内六郎は、父親が北蟹谷地区の小矢部市内山出身で、戦時中は母親も市内に疎開した。1956年の週刊新潮創刊号から表紙絵を担当し、59歳で亡くなる81年まで1336回続けた。四季折々の風景や、心温まる子どもの表情を描いた。
展示は創刊号などの表紙絵を紹介。蟹谷地区の思い出を描いたとされる「雨がえる」の表紙絵もある。年譜や、作品の魅力を伝えるDVDも放映している。企画展のほか、市が所有する表紙絵の複製画を季節ごとに展示していく。
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