国内の果実を台湾に輸出している大阪市の商社社長が24日、県幹部と面会し、南砺市特産のあんぽ柿の輸出拡大に意欲を示した。
商社は明弘貿易有限会社で、この日は翁婉甄(おうえんけん)社長や富山干柿出荷組合連合会の藤井敏一会長らが、県庁で蔵堀祐一副知事や堀口正農林水産部長を訪ね、台湾産のパイナップルを食べながら懇談した。
翁社長は、県産の干し柿は台湾で人気があり、高級品となっていると説明。輸出額拡大に向け「今後も前向きに頑張っていきたい」と述べた。同社は10年以上前から、県産の干し柿を台湾に輸出する窓口の役割を担う。3年前から手掛けるあんぽ柿の輸出額は年々高くなり、2021年は1900万円に上ったという。
副知事は「県としても輸出促進を応援したい」と謝意を示した。県は農産物輸出に力を入れており「効果的な売り出し方や、現地のニーズをいろいろ聞かせてほしい」と協力を求めた。
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