南砺市は複数の本業を担う「複業人材」2人の登用を決め、7日に市役所で就任式を開いた。2人は市の企業立地戦略の年内策定に向け、若者を呼び込む事業の提案や就職支援サイト「なんとジョブ」の活性化などに無償で携わる。
「事業戦略アドバイザー」に木暮良徳さん(44)=千葉県船橋市、「マーケティングアドバイザー」に梶朋晃さん(33)=富山市=が登用された。2人は11月末まで週1回1時間、オンライン会議で各事業にアドバイスする。
式で木暮さんは「これまで企業で培った経験を生かして南砺市の役に立ちたい」と話し、梶さんは「さまざまな仕掛けで、なんとジョブの認知度をアップさせたい」と意気込んだ。
市は4月「複業人材」をマッチングする「Another works(アナザーワークス)」(東京)と協定を結んだ。企業に勤めながら行政にも携わる人材を募集したところ、46人の応募があった。
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