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酪農・畜産農家が半減 南砺市
 
2022年6月14日 南砺市 政治・経済

 南砺市内の酪農・畜産農家は2022年度末までに6戸となり、19年度の12戸から半減する見通しとなった。後継者不足や全国的な豚熱の感染拡大などが原因。13日の市議会6月会議で、才川昌一氏の代表質問に田中幹夫市長が答えた。

 市によると、19年度は市内に肉牛農家3戸をはじめ、養豚農家4戸、酪農農家が5戸あった。しかし、豚熱や後継者不足が影響し、養豚農家は現在1戸までに減った。また酪農農家も経営者の高齢化と後継者問題で2戸がやめ、本年度中にさらに1戸が廃業する見込みという。

 才川氏が酪農・畜産農家の育成に向けた市の支援状況をただしたのに対し、田中市長は「畜舎の維持や後継者が経営する際の初期費用の補助などを国や県に求めていきたい」とした。

 このほか、川原忠史、中島満、川口正城、齋藤幸江、畠中伸一の5氏が一般質問した。


■給食の食材高騰長期化で交付金
 南砺市は学校給食向けの食材高騰が長期化した場合、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で、不足分を補う対応を検討している。市議会6月会議で、齋藤幸江氏の一般質問に村上紀道教育部長が答えた。

 市教委は現在、食材高騰の影響について各学校が予算内でやりくりをしており、量を減らしたり、質を落とすことはしていないと説明した。

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