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伐採スギを公園のベンチに 小矢部の城山桜守の会
 
2022年7月4日 小矢部市 地域・社会






 小矢部市の城山公園を整備している城山桜守(もり)の会は3日、園内の広場の一角に木製ベンチ2台を据えた。園内でサクラを植樹するために伐採したスギを有効活用した。来園者に気軽に利用し、親しんでもらいたいとしている。

 城山桜守の会は、城山公園周辺に住む60〜70代の有志を中心につくる。約20年前から地元児童と共に、ソメイヨシノやシダレザクラの苗木を合わせて700本以上植えてきた。草刈りなどの美化活動にも取り組んでいる。

 個人市民税の1%を地域活性化やまちづくりにつなげる市の「おやべ型1%まちづくり事業」として、2年ほど前からベンチ製作を進めてきた。ベンチは長さ1・8メートル、幅0・5メートル。サクラの植樹場所を確保するため伐採したスギを製材し、焦げ茶色のペンキを塗った。

 この日はメンバー15人が出来栄えを確かめ、下草刈りにも励んだ。園内で花見やウオーキングを楽しむ市民が多いことから、来年はさらにベンチ2台を増やす予定。

 宮田昌彦会長(75)は「多くの人にくつろいでもらえればうれしい」と話している。

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