旧利賀村時代から交流のある東京・武蔵野市の児童が21日、南砺市利賀地域を訪れた。3泊4日の日程で滞在し、水の生き物の観察や森林での野外活動で自然を満喫しながら利賀小児童と友好を深める。武蔵野と利賀の交流は今年が50周年の節目を迎えた。
武蔵野市と利賀地域は1972年に姉妹都市になって以来、児童が行き来し交流している。同市からの訪問は今回が48回目で、9小学校の5、6年生14人が参加した。
市利賀地域複合教育施設アーパスで歓迎式があり、利賀小の児童16人が武蔵野市の児童を出迎えた。同校6年の城岸由有花さんが「利賀の良さをたくさん味わってほしい」とあいさつ。同市を代表し、境南(きょうなん)小学校6年の市田雄正君が「利賀の訪問を最高の思い出にしたい」と話した。
利賀小児童が地元の民謡「たろじ節」を披露。児童たちは手作りの名刺を交換し、仲を深めた。
同市の児童は24日まで利賀村百瀬川の「ロンレー子ども村」で森の家を造ったり、利賀川で生き物を調べたりする。利賀小5、6年生は8月末に武蔵野市を訪れる予定。
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