トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >9月に3年ぶり五箇山麦屋 南砺、こきりこはコロナ前規模

北日本新聞ニュース

9月に3年ぶり五箇山麦屋 南砺、こきりこはコロナ前規模
 
2022年7月28日 南砺市 地域・社会

 9月に南砺市下梨(平)で行われる「五箇山麦屋まつり」が、3年ぶりに開催されることが決まった。祭りの実行委員会(辻清市郎委員長)が27日、発表した。同じく9月に開かれる同市上梨(平)の「こきりこ祭り」は新型コロナ前の規模で開催されることになっており、五箇山の秋を彩る伝統芸能の祭典が戻る。

 麦屋まつりは、新型コロナの影響で2年間中止を余儀なくされていた。今回は感染対策を講じ、例年2日間の日程を9月23日の1日のみとし、出演を地元団体中心にして縮小する。祭りは下梨の地主神社の境内が会場で、同地区発祥の麦屋節を継承する越中五箇山麦屋節保存会などが、伝統の笠踊りや「早麦屋」「古代神」を演じる。「のど自慢コンクール」などのイベントも繰り広げる。

 実行委は「先人たちが継承してきた麦屋節を後世に伝えていくためにも、これ以上中止はできないと判断した」としている。祭りは北日本新聞社共催。

 こきりこ祭りは9月25、26の両日に開く。この2年間はコロナのため入場者を限定するなど規模を縮小していた。



© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.