トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >井波のまちづくり長期計画策定を先行 推進協が初会合

北日本新聞ニュース

井波のまちづくり長期計画策定を先行 推進協が初会合
 
2022年7月28日 南砺市 地域・社会






 南砺市役所旧井波庁舎の利活用を含めた井波地域全体のまちづくりの長期ビジョン策定を目指す「井波地域づくり推進協議会」(三谷直樹会長)のキックオフイベントが、井波別院瑞泉寺で開かれた。住民らから意見を募り、24年3月末までの策定を目指す。

 これまで旧庁舎は地元のまちづくり検討会議で2020年度に策定された「クラフトユニバーシティ構想」に基づき、アトリエや温浴施設などとしての民間活用策が示されていた。

 だが、昨年度市が実現可能性を調査したところ、改修しても採算面などで民間活用には課題が多いことが判明。そこで、まずは地域全体での長期のまちづくりのビジョンを作り、その中で旧庁舎や遊休地の位置付けを考えることなった。

 推進協議会は、地元の4地域づくり協議会長と3市議で構成。今後、ビジョン策定に向け若手による検討委員会を立ち上げるほか、各種イベントなどを通じ幅広く住民の意見を聞く。

 イベントで、田中幹夫市長が「まずは地域の現状を把握して住民の意見を集約し、さらに発信してほしい」と述べ、三谷会長が「将来どういう井波にしていきたいか、皆さんと一緒になって考えていきたい」とあいさつした。


© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.