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中学校部活動拠点校 10月素案 南砺市議会、先行実施は先送りも
 
2022年9月6日 南砺市 政治・経済

 南砺市内の中学校部活動の拠点校化について、市教委は10月に具体的な部活動配置の素案を決め、児童生徒や保護者に周知していく。来年度から実施する計画にしていた拠点校化の先行実施については準備状況を踏まえ、先送りを含めて検討する。5日の市議会本会議で、山田清志氏らの一般質問に松本謙一教育長が答えた。

 拠点校化については、南砺市立中学校部活動のあり方検討委員会が、部を統廃合し、希望の部がある学校に校区を越えて通学できる「特認就学」を認める方向性をまとめた提言書を3月に市教委に提出した。

 提言書では少子化による生徒数減に伴い、単独で大会に出場できないなど充実した活動が難しくなっていると指摘。拠点校化の導入で各校の部を「生徒数に応じた適切な数に整理することが望ましい」とした。来年度から先行実施して24年度から本格的に取り組み、26年度に完全移行する計画になっていた。

 山田氏が「拠点校化はまだ多くの保護者や市民の納得が得られていないのではないか」とただしたのに対し、松本教育長は「保護者の理解や競技団体の準備状況を踏まえると、23年度からの先行実施に関しては現段階では難しいと考えている」とした。完全移行については、計画通り26年度を目指すと説明した。

 このほか、片岸博氏が代表質問し、畠中伸一、川原忠史、中島満、山本勝徳、の4氏が一般質問した。

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