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サルの被害防止へ群れの生息域調査 南砺市
 
2022年9月8日 南砺市 地域・社会

 ニホンザルによる農作物被害を防ごうと、南砺市と県は10月から、五箇山地域でサルのモニタリング調査を行う。捕獲用わなを仕掛けて雌ザルを捕まえ、首輪型のGPS発信機を付けて群れの生息域を確認する。7日の市議会市民経済委員会で、中段晴伸氏の質問に桜野高弘ブランド戦略部林政課長が答えた。

 これまで群れの生息は県東部8市町とされていたが、近年五箇山を中心に目撃情報があり、家庭菜園などでの食害被害の報告があることから対策に乗り出す。

 市内で群れの生息が確認されれば、県環境審議会に諮問し、県への答申を経て県ニホンザル管理計画の計画区域に同市が新たに入る。計画区域になると、市長許可で捕獲や駆除をすることが可能になる。

 市は補正予算案に捕獲用わな設置費など23万円を計上した。

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