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一つ星の味「おいしい」 南砺の学校で特別給食 地元シェフ 地場産野菜を活用
 
2022年9月14日 南砺市 地域・社会






 南砺市立野原東(城端)のフランス料理店「ランソレイエ」のシェフ、高見敦司さん(46)が地場産野菜を使って考えたメニューが13日、同市福光中部小学校で特別給食として並んだ。同店はレストランの格付け本「ミシュランガイド」で一つ星に選ばれており、全校児童308人が一流の味を堪能した。

 農薬と化学肥料を使わない地元産の農産物を活用する「なんと自然給食ものがたり」の一環。高見さんは地産地消を追求し、食育にも熱心で、昨年に続き市の依頼を引き受けた。

 献立は「豚肉のペルシヤード」「ラタトゥイユ」「五箇山ぼべらのカレースープ」など5品。南砺産のジャガイモ、トマト、ニンニク、小松菜などを使い、どれもフランス料理の調理法を生かしながら、しっかり香りや食感が味わえるよう工夫したという。

 教室で給食を食べた4年生の石坂優弦君は「豚肉がやわらかくておいしかった」と笑顔を見せた。児童の様子を見に来た高見さんも「皆さんきれいに食べてくれてうれしい」と喜んだ。食材のパプリカとズッキーニを生産した南砺市大窪(城端)の金森大祐さん(39)も見学し「おいしそうに食べてくれたのでよかった」と話した。

 特別給食は12日から16日まで、市内全ての小中学校と義務教育学校で提供される。

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