南砺市福光の木彫工芸家「得地(とくち)秀生(ひでお)」さんの喜寿と作家生活６０年そして作品集の発刊を記念した祝賀会が開かれました。祝賀会には、親交のある県内外の作家や、地元関係者およそ２００人が出席。

田中南砺市長、寺池(てらいけ)静人(しずと)日本新工芸家連盟会長、得能(とくのう)金市(きんいち)吉江自治振興会長らが祝辞を述べ、木彫一筋に精進してきた得地さんのこれまでの歩みを称えました。

またこの日は、１１月３日に発表された、日本最大級の公募美術展「改組新第４回日展」の会員賞受賞の報告も合わせて行われました。
これまでに、日本新工芸展では最高賞の内閣総理大臣賞を２度、日展では特選を２度受賞している得地さんですが、さらに上の日展会員賞は初の受賞となりました。

妻の昭美さんと共に、お祝いの花束を受け取った得地さんは「ただひたすらに、自然の本当の美を追い求めてきた６０年です。作家として命のある限り夢を追いかけ創作に励みたいと思います」と決意を述べました。