第16回つばき展」が開かれ、来場者がツバキの魅力に触れます。「つばき展」は、南砺市いのくち椿館が開花を迎えた原種ツバキを多くの人々に見てもらいたいと企画されました。
会場の椿館ホールには、井口で生まれた「いのくちの香り」や中国、ベトナムの早咲き椿を使った鉢物や盆栽などおよそ110点が展示されました。
中でも、中央に展示された「寄せ植え華道」の作品は、岐阜県飛騨の団体が制作したもので、来場者の注目を集めていました。
「寄せ植え華道」とは、寄せ植えの技術に和と洋の文化を融合させて植物で容器や庭、生活空間を装飾するものです。
イベントでは、福野で造園業を営み、寄せ植え華道正師範の資格を持つ河合刀太(とうた)さんが講師となり、ワークショップも企画されました。
参加者は、思い思いに鉢を彩り、自分だけの作品を楽しみながら制作していました。
その他、箱田直記(はこだ なおとし)名誉館長による原種ツバキの鑑賞会や喫茶コーナーも実施され、来場者は、ツバキに親しみながら和やかなひと時を過ごしていました。
いのくち椿館では、今月23日から25日まで、いのくち椿まつりのプレイベント「春待ち 三人展」が開催されます。
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