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福祉フォーラム   3月25日
 
2018年4月9日 南砺市 くらし






社会に大きな衝撃を与えた「津久井(つくい)やまゆり園事件」を風化させてはいけないと、福祉フォーラムが開催されました。



この福祉フォーラムは、平成28年に神奈川県の障害者支援施設「津久井やまゆり園」でおこった障害者殺傷事件を風化させることなくもう一度検証する機会にしようと、社会福祉法人「手をつなぐとなみ野」と「手をつなぐ育成会となみ地域連合会」が主催したものです。

はじめに、全国手をつなぐ育成会連合会 会長 久保厚子さんが事件当時に寄せられた声や、現在の状況などを紹介し、「人の命に差はない。障害者排除の意識、差別をなくしたい」と講演しました。

次に、富山国際大学子ども育成学部教授の村上 満(みつる)さんがコーディネーターとなり、久保会長や、弁護士の関哉直人(せきや なおと)さん、毎日新聞論説委員の野沢和弘さん、知的障害者団体の代表として穴田 清さんによるパネルディスカッションが行われました。

その中で、「無意識が差別に繋がってしまっていること」や、「施設職員の主体性を向上させることが重要」といった意見が出され、来場者は真剣な表情で話に耳を傾けていました。

フォーラムを主催した「手をつなぐとなみ野」では「学校プロジェクト」として
キャラバン隊を旗揚げするなど、今後も知的障害者の理解を進める活動に力を入れていくことにしています
 
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