少年犯罪を題材に、非行からの更生について考える研究会が、蟹谷中学校で開かれました。
これは、小矢部市保護司会が「社会を明るくする運動」の一環として、毎年、中学生を対象に開いているもので、今回は蟹谷中学校の3年生35人が参加しました。
今回は、中学生・が起こした、ひったくり事件を想定。
進行役の富山地方検察庁の高森俊行(たかもりとしゆき)検察広報官が事件の概要について説明し、続いて、それぞれの役割を演じて疑似体験を行う「ロールプレイ」が行われ、被害者、共犯者、加害者の少年役などを保護司会のメンバーが、生徒が警察官役を演じ、聴取の様子を再現しました。
生徒たちは、聴取でのやり取りから、現状や事件の影響などのキーワードを拾い出してメモを取り、ロールプレイの後には少年が犯した罪がどういうものか、どのような流れで処分が下されるのかなどの説明を受けました。
さらに、グループに分かれて、罪を犯した少年を保護観察とするか、少年院送致とするかを話し合い、自分たちが考えた処分とその理由について発表。
生徒たちは、罪を犯すということ、またそれを裁くということについて深く考えさせられていました。
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