南砺市の井波別院 瑞泉寺で「太子伝会(たいしでんえ)」が開かれ、期間中は「太子伝観光祭(たいしでんかんこうさい)」も行われ賑わいました。
井波別院瑞泉寺の伝統行事「太子伝会」は、1710年頃に、寺の宝物などの「虫干し」を兼ねて始まったといわれています。
期間中は、普段は中に入ることができない山門が公開されたり、太子堂では、聖徳太子の一生を伝える「絵解き」などが行われました。
また、いなみ太子伝観光祭の初日には、地元有志による木彫り音頭や木遣り踊りの町流しが行われました。
木遣りは、江戸時代に焼失した瑞泉寺再建のため、五箇山の材木を運んだ際の唄が基になっています。
この日は、唄と踊りを伝承する「井波木遣りの会」メンバーや井波中学校の生徒らおよそ300人が参加し、勇壮な踊りを披露しました。
八日町通りに飾られた提灯の灯りも相まって、井波の町は優雅な雰囲気に包まれていました。
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