福光美術館では、世界的な版画家 ジョルジュ・ルオーの作品展が開かれています。
ジョルジュ・ルオーは、20世紀最大の宗教画家として評されているフランスを代表する芸術家です。
今回の展覧会「静謐(せいひつ)と情熱 ジョルジュ・ルオー版画展」では、富山県美術館が収蔵するルオーの代表的な銅版画(どうばんが)作品90点が展示されています。
ルオーは、自身の深い信仰から、宗教的なモチーフを題材にした作品を多く制作しています。
今回は、キリストの生涯やその苦悩、慈しみなどを描いた「ミセレーレ」、「受難」、「悪の華」といったシリーズの作品を中心に展示。
重厚な色彩と繊細かつダイナミックなタッチの作品が来場者の注目を集めていました。
2日には、砺波市出身で富山県美術館 副館長の杉野秀樹(ひでき)さんの記念講演会が開かれ、銅版画の基礎知識から、ルオーの作品の特徴や西洋の版画文化などが紹介されました。
「静謐と情熱 ジョルジュ・ルオー版画展」は、3月24日まで、福光美術館で開催されています。
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