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認知症を知る集い   3月23日
 
2019年4月1日 小矢部市 地域・社会






小矢部市で「認知症を知る集い」が開かれ、参加者が軽度認知障害について理解を深めました。



この集いは、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりの一環として市が開いているものです。

まず桜井市長が「認知症患者や介護者が安心して暮らすためには、地域の理解と協力が大切。この集いを通してそれを推進していきたい」と協力を求めました。

このあと、認知症キャラバンメイトの中田康則(なかだやすのり)さんが、市内の認知症の現状について報告しました。

小矢部市では市民の3人に1人が高齢者だということ。日常生活に支障をきたすような症状・行動や意志疎通の困難さが見られても、誰かが注意すれば自立できる状態とされる「認知症自立度U以上」の人が1360人いること。

また、小矢部市は国の「認知症地域支援体制構築等推進事業」モデル地区の指定を受け、認知症サポーターや介護のプロの養成、徘徊見守り模擬訓練など様々な活動を行っています。

続いて、京都にある認知症予防専門のひろかわクリニックの広川慶裕(ひろかわよしひろ)院長が、認知症の予備軍に当たる「MCI(軽度認 知障害)」について講演し、50歳以上のおよそ85パーセントが、何らかの記憶障害を抱えている現状や、早期治療の効果が大きいことなどを説明しました。

また適切な食事や脳のトレーニング方法、体操など、具体的なMCIの予防法なども紹介され、参加者は認知症予防の重要性を再確認していました
 
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