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棟方志功の福光時代展-信仰と美の出会い- 7月27日〜9月23日
 
2019年9月9日 南砺市 スポーツ・文化






福光美術館で、「棟方志功の福光時代展」が開催されています。

この展覧会は、棟方志功の福光疎開時代や、福光ゆかりの作品およそ350点を紹介する巡回展です。



棟方は、1945年から6年8ヶ月間を福光で過ごし、信仰のあつい人々や文化人、宗教者との交流が、棟方の宗教的表現を熟成させたと言われています。

北陸初公開となる、五智菩薩図(ごちぼさつず)は、戦後間もない1946年に描かれた愛知県、西方寺の襖絵です。

作品には「雲や水の流れ、仏の慈悲心もまた広大無限である」という意味が込められていて、棟方の宗教的思想が表れています。

他にも、福光で初めて迎えたお正月に雪の中、年賀状を届けた郵便局員にお礼に渡した作品や、福光の寺院や作家に宛てた作品など、福光にゆかりのある作品が多く展示されています。

今回の展覧会を担当した、学芸員の川邊(かわべ)さんは、「福光の人々との交流から生まれた、多種多様な作品を多くの方に見て欲しい。」と語りました。

「棟方志功の福光時代展」は、今月23日まで開催されていて、
21日には津軽三味線のコンサートも企画されています。
 
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